みっちぃのブログ

気づいたことを何となく書いているブログ。ジャンルも内容も統一性がありません。

【本の感想】 『働き方2.0vs4.0』 橘玲 (著)

 

「引用」

 

『年金制度の「第三号被保険者」は、第二号被保険者(サラリーマン)の夫(妻)に扶養されている専業主婦(主夫)のことで、年金保険料をいっさい払わないにもかかわらず年金を受けることができます。

これは一見よい仕組みのようですが、ちょっと考えればわかるように、第二号被保険者と見なされない自営業者や、家庭内に第三号被保険者のいない独身者・共働き世帯が専業主婦(主夫)の保険料を肩代わりしています。

さらには、専業主婦が働こうとしても、第三号被保険者の資格を失わない範囲(現在は年130万円)に収入を抑えようとするため、パートタイムのような仕事にしか就かず、事業者も専業主婦を安く使うためにこの制度を悪用する弊害も目立ってきました。

サラリーマンが加入する組合健保も同じで、配偶者の収入が年130万円以内なら保険料を支払わずに扶養家族として健康保険証が交付されます。

こうした大盤振る舞いも、制度の恩恵に預かることができない自営業者、独身者、共働き世帯が専業主婦(主夫)のコストを負担しているからこそ可能になります。

さらにいえば、夫が退職するか離婚すれば妻は第三号被保険者の資格を失います。将来の年金が減額され、健康保険証を失うことを考えると、夫は会社を辞められないし、妻は夫と別れることができないという理不尽な状況になります。

こうして多くの日本人が、会社に滅私奉公し家庭に尽くすしかなくなるのです。』

 

そうなんだと初めて気が付いた。

確かに今の時代には合わない。

さて、どうするのが良いのか?

少なくとも変えようとすると、相当の反発が来るよね。

反発を減らしながら制度を変えていくにはどのような方法が有るのだろう。

難しい。

 

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