みっちぃのブログ

気づいたことを何となく書いているブログ。ジャンルも内容も統一性がありません。

【本の感想】仕事と心の流儀 (講談社現代新書) 丹羽 宇一郎 2 https://a.r10.to/hbLE4H

引用

世界にはもっと気力のある優秀な人材がゴロゴロいます。そうした人と研鑽し合ってこそ、自分の成長につながるのです。

私自身、それを痛感したのは、アメリカに駐在して間もない頃でした。

日本で六年ほど仕事の経験を積み、望んでいたニューヨークの駐在員に選ばれた私は、ご多分に漏れず、自信過剰に陥りました。

自分が担当する仕事については何でも知っていると自惚れ、「アメリカのサラリーマンも俺たちとそんなに差がないな」と思っていました。しかし、私より少し歳が上の青年に出会って、鼻っ柱をへし折られることになったんです。

彼は、一流大学出身で、一流企業に勤めているというだけでなく、「私」よりも「公」を大事にする、人のため社会のために尽くそうという気概を持った、本物のエリートでした。

あるとき、彼の自宅に招かれました。アメリカ人は他人を家に入れることがあまりないのですが、私たちは非常に親しくしていたので、彼は自分の書斎を見せてくれたんです。

彼の書斎に入ると、大きなデスクの上に、仕事に関する書類や読みかけの本が山積みになっている。それでも収まり切れなくて、周りの絨毯の上にまで書類と本が積んであるんです。

それを見た私は、「本当のエリートとはこういうものなのか」とショックを受けました。もともと優秀なうえに、自宅に帰ってからこんなに勉強しているとは……。

いままで自分が会っていたのは本当のエリートじゃなく、中ぐらいにできる人たちだったんだと悟りました。

 

中略

私のような経験は、海外を一、二週間回るだけではできません。少なくとも数ヶ月間は滞在し、自分と同じような年齢の本物のエリートと接触したり、一流の大学で一流の教授に教わったほうがいい。

そして、向こうではなるべく日本人と付き合わないほうがいいんです。できれば日本人がいないところに行けと、若い人たちには言っています。

 

[コメント]

本物のエリートと接触するチャンスを作ることが難しいんだよね。

そこをクリアできれば、書かれている通りだろうけど、なかなかそこまでチャンスに恵まれている人は居ない。

一般人はコツコツと努力をつづけることしか無いと思う。

 

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