【本の感想】月を見てパンを焼く 丹波の山奥に5年先まで予約の取れないパン屋が生まれ [ 塚本久美 ]
引用
『塚本氏が26歳でパン職人の世界に足を踏み入れた時、
同世代のスタッフはパン職人になるための専門学校を卒業し、
他のパン屋で修行をし、すでに5~7年の経験があり、
未経験の自分とは知識と経験値の埋めがたい差があった。
だからどうしたら追いつけるのか途方に暮れ、
「技術には関係なく自分にできることは何か」を考えた。
そこで塚本氏が、他の誰よりも一生懸命に取り組んだのは、
厨房の掃除だった。
パンづくりでは粉を使うので、毎日厨房は粉だらけになり、
きれいにすべきところはやってもやっても出てくるから、
「掃除だけでもお店に貢献したい」と、
少しの磨き残しもないように毎日黙々ときれいにした。
「毎日やる掃除で手を抜く人は、パンづくりの一つ一つの
仕事のどこかでも必ず手を抜く。
そういう人に、いいパンは作れない。
掃除を全力でやる人じゃなければ、教えても育たない」
というのが持論だった志賀シェフは、
掃除に手を抜かなかった塚本氏をかわいがってくれた。 』
[コメント]
掃除はあくまでもきっかけで本質的なところは料理とパン作りを一生懸命勉強したからだと思う。
まかない料理とパン作りで他人に負けているので、一つでも自分で他人に買っているところが欲しくて掃除に力を入れたんだよね。
綺麗に掃除できたから、セルフイメージを上げることが出来て、まかない料理とパン作りに打ち込めたんだと思う。
なので、掃除じゃなくてもその店で他人に勝っている点を作れればなんでも世簡単だよね。
俺も、社内で何か他人に勝てる事を見つけよう。
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